府中市 K様邸「和の空間にギャッベ」
2011年 01月 13日
遊牧民が織り上げた手織り絨毯「ギャッベ」
春も夏も秋も冬も、一年中敷いて使ってくださってます。
三年目に入ると、目も締まって、落ち着いてきました。
ウールのカーペットは、冬は暖かく・夏はひんやり涼しいという
なんとも不思議な感じがしますが、天然素材の威力です。すごいです。
和といえば、
よくあるコーディネートは
中国段通をあわせるのが一般的ですが
洗練されたセンスのKさまは
畳の間に、ギャッベを敷かせていただきました。
ギャッベとは??
イランの砂漠の周辺に暮らす遊牧民族カシュガイ族の女性達が、
羊毛で織る草木染の絨毯をギャッベ(ギャベ)と呼びます。
草木で染めた手紡ぎの羊毛(ウール)で、彼女達の暮らしの中にある風景を
即興でギャッベに織り込んでいくため、素朴な自然の色とデザインが活かされています。
青は、インディゴブルーで草木染の藍染とおなじ原料で染められています。
藍染と同じ種の原料だから、和の空間にも違和感なく馴染むのかもしれませんね。
和のインテリアにオリエンタルなペルシャ絨毯が似合うんだ!!と発見したのは
湯布院の御三家『無量塔』というステキな旅館にて。
<画像は無量塔さんのH.Pより>
手織り絨毯は、出来上がった新品のときが、一番価値が低いとされています。
使えば使うほど、色が落ち着いて味が出てきます。
いいものを選ぶ目を持ち
大切にする心と
一緒に時を経ていく暮らしかたが
豊かな暮らしを得るコツだと思いました。
ikeda yoshimi
by salawork | 2011-01-13 16:15